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Night Jazz

JAZZについてのBLOG。日記的なネタも。

2024'03.19.Tue
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2007'04.29.Sun
時代背景を象徴するアーティストは様々ですが、
その中でも音楽に対する意識を変えてくれた一枚がコレです。


live.jpg

Donny Hathaway 「LIVE」

1.What's Going On
2.Ghetto
3.Hey Girl
4.You've Got A Friend
5.Little Ghetto Boy
6.We're Still Friends
7.Jealous Guy
8.Voices Inside(Everything)


ダニーのアルバムの中で、「LIVE」をオススメしたのは
「LIVE」だからこそ沢山伝わってくるアーティストと観客の叫びがあるからです。

このアルバムの背景にある事・・それは黒人に対する人種差別。

1960年代末にアメリカで公民権運動というものが行われていました。

この時代は最も黒人差別に対する被害が大きい頃でした。

黒人達は人種差別の撤廃を求め運動を起こしましたが、
戦争に対する反戦運動の盛り上がりとともに、
アメリカを混沌とした世界に変えていきました。

その後、70年代に入ってもこの運動と差別は収まらず、
理想として掲げてきた社会にはなりえませんでした。

かのキング牧師やケネディ大統領が暗殺がされたように、
時代は望むような未来には進んでいなかったのです。


それから何十年も経った今、
人種差別は減ってきましたが、まだ完全に解決した問題ではありません。

当時の彼らが必死になって訴えてきた事。
これだけの時間をかけても解決しない事はとても悲しい事実です。

黒人社会のみならず、世界各国で起こっている差別。

人間同士が憎しみあい、無機質な暴力で悲しみと憎しみを生んでいく。
その悲しみと憎しみが、新しい暴力を生んでいく。

こんな悲しい事を早くなくしてくれ!!そう言った声が聞こえてきます。


当時の人たちが必死になって叫んだ理想的社会への希望と、差別社会の苦しみ。

それらが背景にあることを理解して聞くことで、本当に見えてくる・感じてくる事が変わります。

今の時代はどうなんだろう・・
彼らの望む社会にはなったのだろうか・・


確かに「音楽」としてだけで捕らえれれば本当に素晴らしいです。
けど、その背景には沢山の人々の願い、悲しみ、苦しみなどがあるんです。

決して「クールだ」「カッコイイ」「ファンキーでイケてる」なんてものじゃありません。

ソウルはその名の通り、魂です。魂で叫ぶ音楽にカッコイイも何もありません。

本当に彼らの時代の大勢の人たちが伝えたかった事が音になっているんです。

今でこそ、アーティストとして若者達にも支持されていますが、
その背景にあるものも見据えて聞いてみる事で
「ソウル」の本質が見えてくると思いますよ。

時代が過ぎ去っていく事でも色あせない音楽。
その中には沢山の人々の声が詰まっているからいつまでも生き続けるんだなぁと
痛感した一枚でした。


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2007'04.14.Sat

突然ですが、カエルが好きです。

BLOGイメージ等を見れば気づいてた方もいるかもしれません☆

なんでカエル?って言われても、分かりません。

あくまで、感覚的にです。

そんなこんなで、カエルグッズが少々あるのですが・・

中でもお気に入りはコレ↓↓


frog2.JPG

ナットやら、ワッシャーやら、ビスで出来たカエルのオブジェ。

しかも「ベース」と「サックス」☆


そうです、自分の大好きなJAZZとカエルのコラボです。

しかも、コレを売っていたのは近所の産直。
(奥さん!新鮮ですよ!見てって!みたいな所)

なんで産直だったんだろうなぁ・・・。

まぁ、何処で売ってたかは置いといて、本当にコレはお気に入り。

けど、これ、今は無いんです。

最近、引越しをしたんですが、どうやら荷物に紛れ込んだらしく・・・。

未だに行方不明。

きっと、開けてないダンボールに入ってるんでしょうが、開けるのが面倒くさい。

絶対余計なものにまで手をつけて、

「あ~!コレ懐かしい~!!」

とか言って、脱線するのは間違いないです。

んで、

「アレ?何探してたんだっけ?」

などと、致命的なセリフを吐いて終了。。

これも目に見えてます。だから、探さない・・・。

でも、ここに書き込みしてたら無性に気になってきました。

と!言う事で!やっぱ探してきます(ノ∀`;)

※見つかったら報告しますね♪報告がなかったら触れないで下さいw

2007'04.14.Sat

今回はJAZZではないです。

けど、自分がブルースや、JAZZなどに足を踏み入れる道しるべ?
にもなった人達がいるので、そちらもオススメしようかな・・・と。

まだまだ若かりし頃、「洋楽=ロック」と言う、
カナリのミーハーなイメージを抱いていた次期がありました。
中学生頃かなぁ・・。

寝ても覚めてもロック、ロック、ロック・・・。

グランジ、プログレッシブ、ヘビィメタルなど・・。

その頃は、手当たり次第に聞きまくり「ロックはカッケェ!」みたいなノリで、
エネルギーの発散先となってました。

けど、彼らに出会い、ロックの深さをしり、
そして他ジャンルへも興味がわくようになったんです。


led_zeppelin.jpg

LED ZEPPELIN 「Remasters」

DISC-1

1.コミュニケイション・ブレイクダウン
2.ゴナ・リーヴ・ユー
3.グッド・タイムズ・バッド・タイムズ
4.幻惑されて
5.胸いっぱいの愛を
 
6.ハートブレイカー
7.ランブル・オン
8.移民の歌
 
9.祭典の日
10.貴方を愛しつづけて
 
11.ブラック・ドッグ
 
12.ロックン・ロール
 
13.限りなき戦い
 
14.ミスティ・マウンテン・ホップ
 
15.天国への階段
 

DISC-2

1.永遠の詩
 
2.レイン・ソング
 
3.デイジャ・メイク・ハー
 
4.ノー・クォーター
 
5.聖なる館
 
6.カシミール
 
7.トランプルド・アンダー・フット
 
8.俺の罪
 
9.アキレス最後の戦い
 
10.オール・マイ・ラヴ
 
11.イン・ジ・イヴニング

・ロバート・プラント(vo)
・ジミー・ペイジ(g)
・ジョン・ボーナム(ds)
・ジョン・ポール・ジョーンズ(b)



この一枚は(正確には2枚)リマスターズです。

実際に、自分の手元にあるのは、BOX使用の4枚組み。
更に、レコードジャケットサイズの冊子が2冊着き。

昔におじさんからもらったのですが、出所は謎。
(もしかしたら国内版ではないのかもしれませんね)


このLED ZEPPELINは結構マニアック路線です。

当時の3大ロックとして、このツェッペリンの他に、
ストーンズ、ビートルズが上げられますが、結構ツェッペリンに関しては
好き嫌いは激しいかもしれません。

彼らのスタイルは、ブルース・レゲエ・ファンク・ブラック・民族音楽など・・
様々な要素を取り入れて「ロック」として歌ってます。

曲は、確かに有名な物を上げれば、キャッチーなロックです。
けど、いわゆるB面的な歌。そこが彼らの本質な気がします。

とても深くて、とても荒ぶる感じ・・なにか神秘的な感じがするんです。

どちらかと言うと、プログレッシブロック(キングクリムゾンとか)のような、
精神世界のロックではないでしょうか。

若い頃は、彼らを聞いても、あまり意味が分からない所がありました。
けど、年齢を重ねて、様々なジャンルを聞いてから彼らを聞くと、常に発見があるんです。

なんとも表現に困るロックスターですが、味があっていつまでも飽きずに聞ける。
そんな一枚でした。

※それにしても、メンバーの殆どが伝説的人物になったバンドだなぁ・・・。

 

2007'04.11.Wed
JAZZでもなく、CDでもなく、今回はDVD。
音楽好きの人にしてみたら聖書的な物。

f1e13634.jpg

ウッドストック「愛と平和と音楽の3日間」

出演

・CROSBY.STILLS&NASH
・CANNED HEAT
・RICHIE HAVENS
・JOAN BEAZ
・THE WHO
・SHA-NA-NA
・JOE COCKER&THE GREASE BAND
・COUNTRY JOE&THE FISH
・ARLO  GUTHRIE
・TEN YEARS AFTER
・JEFFERSON AIRPLANE
・JOHN SEBASTIAN
・COUNTRY JOE McDONALD
・SANTANA
・SLY&THE FAMILY STONE
・JANIS LOPLIN
・JIMI HENDRIX
・CROSBY.STILLS.NASH&YOUNG


このフェスティバルは、1969年8月15日から3日間にかけて
ニューヨーク郊外ヴェセルの丘で行われました。

観客は40万人を超える大観衆。
参加アーティストも30組以上と、とても規模の大きいものでした。

どんなフェスティバルかと言うと、ヒッピー時代の象徴的なものになります。
多くの若者が「愛と平和」を魂で叫んぶ。それが、この「ウッドストック」。


会場は人でごったがえし、アルコールもドラッグもお構いなし。

雨は降って地面がぬかるんでも、電話をかける為に何十人という列に並んでも、
全く関係なし。

食事と言えば、ある時間に配られる、ちょっとした物のみ。

入場料なんて、当然要りません☆だって、フェンスなんかとっくに壊されてるからw

「本当に凄い・・」の一言です。人間の持つエネルギーの凄さを実感しました。

良いか、悪いかで言えば「良いです」。
けど、この「良い」は、単純な良いではないですね・・。

実際に当時を生きた人間ではないですし、愛と平和について、
寝ないで叫ぶって事も出来ません。

きっと当時の若者にしか分かりません。
けれど、これだけの金字塔アーティストと40万人の観衆が、ひとつのテーマを共有して一丸となってる事は素晴らしい事です。

しかし、これだけの40万人が「叫ぶ」と言うことは、それだけその時代が苦しかったのかな・・と。

何も苦が無く、平和であればこんなエネルギーは絶対に出てきません。

なんと表現していいか分かりませんが、
なんだか40万人の「辛さ」のような物が、凄く伝わるんです。

確かに、イベントとしてはとても素晴らしかったのでしょうが、
その裏にある人々の想いに圧倒されるました。

何時の時代も、音楽と言うものは人の苦しさや楽しさ、希望や絶望など様々な想いの塊。

そのカオス的なものを考えさせられる、そんな一枚でした。

※アーティストの話を全くしなったですねw 
けど、そこは見てからのお楽しみ・・と言うことで☆
一つだけあげるのであれば「スライ」。この方達は、素晴らしいです。
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